検査

概要

日本から中古車を輸出をする際の船積前検査(車両の安全性等の検査および土壌、動植物、昆虫等の付着をチェックする検査・検疫)を日本のJEVICが行っています。また、ニュージーランドのVINZが、現地で輸入車両検査および国内車検を行っています。

主な特徴

1.高い検査・検疫品質

JEVICでは検査業務の能力・公平性・一貫性に関する国際標準規格のひとつであるISO/IEC17020認証を受けています。また、ニュージーランドの第一次産業省および運輸庁の認定機関となっています。

VINZにはニュージーランド運輸庁に登録している車両検査員が多数在籍しており、グループ企業が一貫して高い検査・検疫品質を維持しています。

2018年、ニュージーランドに入港した日本発の自動車運搬船でカメムシが発見されたことから、同国の検査・検疫ルールが厳格化されました。これに対応するため、JEVICは輸出前の自動車に付着している害虫を高温で殺処理する熱処理施設(Heat Treatment)を開発しました。この施設は2019年11月に国内で特許登録され、ニュージーランドの他、オーストラリアや米国などでも特許登録されています。

2.当グループ外へのサービス提供

JEVICは当グループが販売した中古車以外の自動車にも検査・検疫のサービスを提供しています。

また、VINZはニュージーランド国内の一般車検も行っており、当グループが販売した自動車以外の検査も多数取り扱っています。

3.業務の中立性・独立性確保

当グループの検査事業(JEVICやVINZ)では、利益相反規定を従業員の行動規範に記載するとともに、守秘義務や内部通告義務を雇用契約に明示し、業務の高い中立性と独立性を確保しています。

4.輸出植物検査機関認定

JEVICでは、2023年に農林水産省登録検査機関の民間企業第1号として植物検疫検査に係る認定を取得しました。

この認定を受けて、輸出や国内に流通される種子の精密検査、輸出作物・盆栽などの栽培地検査、輸出用の植物や中古農業機械の目視検査を新規事業として開始いたしました。